こんにちは。
てつを
本日こんなニュースがNHKニュースにアップされていました。
「教員免許更新制を廃止 新たな研修制度を設置 参院本会議で成立」出典:NHKニュース
以前から話題になっていた件ですが、ついに廃止の運びとなりました!
てつを
教員にとって、この免許更新制は大きな負担だったので、喜びの声が聞こえてきそうです。
教員の数が足りない中、負担が一つでも減ることは教育業界にとってはよろこばしいことのように感じます。
しかし、教員の研修や会議については、実感としてはまだまだ多いように感じています。
今回は教員の研修についての現実をお話していこうと思います。
今回はこれから教員になる人やなろうと思っている人、そして、教員の仕事について知りたい人におススメです!
部活だけじゃない!教員の負担になる研修・会議の数々…。
教員の研修や会議は、実は部活と並んで教員の時間を割く大きな負担となっています。
もちろん、非常に有用な研修や会議もあるのですが、いかんせん、他にやるべきことが多すぎるのが現状なので、役に立つものでも負担になるのです。
てつを
教員の研修・会議は多種多様です。例を挙げると以下のようになります。
- 専門教科に関する研修・会議
- 学級経営に関する研修
- 生徒指導に関する研修
- 道徳や人権学習に関する研修
- 一般常識、マナーなどに関する研修
- 職員会議 、学年会議など
- 部活動に関する研修・会議
- 初任者研修、10年目研修など勤務年数に応じた研修
- などなど
抱えている校務分掌によっては複数の研修・会議に参加をする場合があります。
研修や会議のペースは定期的なもので、校内だと週1か月1程度、校外の研修だと月に1回から数か月に1回くらいですね。
初任者研修などの年齢に応じた研修は1~2ヶ月に1度ですが、初年度、2~3年目、6年目、10年目…など、頻繁にあります。
これらは強制参加のものが一定数あり、見た目希望制でも拒否することができないものもあります(拒否すると白い目で見られます)。
てつを
普段、学校の業務で忙しい中なので、ほとんどの教員が「そんな研修・会議に行ってる時間ない!」と内心思っているはずです(笑)
夏休みなどの長期休みに仕事をしていないイメージの先生ですが、こういった研修・会議などもあり、意外と働いていることも多いんです。
終わりに:「教員の質向上」が逆効果になることも…。
結局、こういった研修や会議の目的は「教員の資質の向上」そして、その先には「生徒に質の良い教育を届ける」というものにつながっています。
しかし、通常業務で多忙な中、部活や研修・会議でがんじがらめになった先生はどうなるでしょうか?
「こんな研修・会議なんてやってらんねー」と時間の浪費になったり、
疲れがたまって、逆に普段の仕事のパフォーマンスが下がったり、
場合によっては疲れやストレスで休職や退職を促してしまうことになりかねません。
まさに、逆効果ですよね。
個人的な本音としては、教員の資質向上のために研修や会議を組んでくれるのはいいのですが、次の2つのことに配慮しておらいたいところです。
- 現場の状況を踏まえて適正な量の研修や会議にし、負担を軽減してほしい
- 通常業務の負担を減らし、研修や・会議に集中しやすくしてほしい
リクエストを言えばキリがないですが、こういったことをぼくたち現場の教員は求めています。
ブログで書いたところで、すぐ実現するわけではないですが、こういった事実を知っている人が増えれば、世の中の流れも変わっていくと思います。
今回の記事を読んで「学校の先生って、そんなカンジなんだー」と思ってくれるとうれしく思います。
今回は以上です!
てつを
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