こんにちは。
てつを
今回は学校教育に関する記事です。
以前、こんな本が話題になったことがあります。
「教師はサービス業か?」という話題はよく聞きますし、教育現場ではよく論争になります。
教師は大抵の場合、「自分たちはサービス業ではない!」と言いますが、生徒や保護者とのやりとりを見ると、サービス業に近いような場面もちらほらあります。
「教師という職業はサービス業化しているのではないか?」
今回はそんな疑問に対して元教育系サービス業で、現教師のぼくが答えていきます。
この記事を見れば、教師の仕事の一面を知ることができ、教師の働き方のヒントを学べます。
これから教員になりたい人や現役教員の方におすすめの記事です。
目次
結論:教師はサービス業ではない!
まずは、ぼくのスタンスをはっきりさせようと思います。
「教師はサービス業ではない!」これがベースになります。
教師の仕事のターゲットは子どもで、仕事の目的は子どもを育てることです。
子どもや保護者が望んでいることでも、子どもの成長につながらないものは、やるべきではないし、逆に子どもや保護者が望んでいなくても、子どもの成長につながることはやるべきです。
シンプルですが、必要以上に生徒や保護者に合わせる必要がない、という点でサービス業とは異なるのではないかと考えています。
ただし、0か100ではない!
「教師はサービス業ではない」というと、保護者や生徒の意向を気にせず、教師は好き勝手していい、みたいに感じられる方もいるかもしれません。
実際、保護者の要望や生徒の要望に対し、教師は「サービス業ではないんだから!」と過剰反応してしまうことも珍しくありません。
たとえ、生徒や保護者の要望が「常識の範囲内で」「ごもっともな内容」でも、つっぱねてしまうこともあるようです。
教師はサービス業ではありませんが、公務員なので、公益のために働かなければならないという点は無視できません。
そして、最終的には人と人との関係なので、お互いに譲り合い、尊重し合う姿勢も必要です。
要はバランスが大事ということです。
あまりにも非常識な要求や過度な要求に応える必要はありませんが、生徒や保護者の意向を尊重して、調整していくことは必要です。
サービス業の精神は参考にすべき!
ぼくが実際に、塾や一般企業の経験を経て、学校の教員になってから役立っているスキルもたくさんあります。
いわゆるコミュニケーション能力や対人折衝スキルですね。その一例がこちらになります↓
- 言葉遣い
- 電話対応
- 傾聴スキル
- プレゼンスキル
- 表情(営業スマイル!?笑)
おかげで保護者や同僚の先生からは「丁寧な対応」「柔らかい雰囲気」「話しやすい」と好評です。
反面、「営業っぽい」「へりくだりすぎ」といった意見ももらいますが・・・。
ただ、生徒や保護者との信用や信頼関係を得やすいのは事実だと思いますし、今のところうまくやれています。
終わりに:程よくサービス精神を取り入れよう
今回は「教師はサービス業か」というテーマでお話をしてきました。
・教師はサービス業ではない
・…が、コミュニケーション能力や対人折衝スキルなど、サービス業の精神は取り入れるべき
大切なのは、教師の変なプライドや勝ち負けにこだわってで頑なな態度になってはいけないということです。
結局は、教師と生徒・保護者の関係は人と人とのコミュニーションなので、お互いが気持ちよく過ごせるように、尊重し合えるのが一番です。
非常識でいき過ぎたもの以外は、意見を柔軟に取り入れ、WINーWINになれるように調整していく・・・これが教師の腕の見せ所です。
相手の信用を得るために、先に相手に合わせてあげる・・・というGIVEの精神も時には大事ですね。
今回はこれで終わりです!
てつを
こちらでもフォローお願いします